肩こりはなぜ起こる?肩こりの主な原因とは

現代人の2人に1人の割合で悩まされている肩こり。

一時的なものであれば、そこまで気にしないものの、長い期間肩こりに悩まされてしまえば、日常生活にも支障をきたしてしまいます。

今回は、なぜ肩こりが起こるのか、そしてその原因は何なのかについて解説していきます。

普段肩こりでお悩みの方へ、肩こりについて深く知り、できるだけこらないような生活を送って頂くための内容となります。

肩こりとは

そもそも肩こりとは「こっている」「張る」「痛い」「だるい」など肩の症状を表すものを指します。

肩こりには頭、首、肩をつないでいる筋肉である「僧帽筋(ぞうぼうきん)」と呼ばれる筋肉で支えています。

また、僧帽筋は肩甲骨を動かす際に最も使う筋肉のため、仕事や家事の際だけでなく、普通に生活しているだけでも常に負担がかかっています。

筋肉は緊張状態が長く続くことで疲れてしまい、血行不良となり、疲労物質が溜まり、こりや張り、痛み、だるさなどの症状として身体に現れます。

肩こりの原因

肩こりの原因

肩こりが起こるにはいくつかの原因があります。

肩こりの主な原因は「筋肉の緊張」によるものです。

また、人によって様々ですが、肩こりを引き起こす代表的な要因には以下があります。

  1. 長時間同じ姿勢を保つ
  2. 姿勢の悪さ
  3. 運動不足
  4. 体型
  5. 眼精疲労
  6. ストレス
  7. 長時間労働
  8. 身体の冷え など

長時間同じ姿勢を保つことで起こる肩こり

肩こりの要因の1つめは「長時間同じ姿勢を保つこと」です。

例え小さな負担であっても、それが長時間継続することで蓄積し、大きな負担となってしまいます。

例えば、長時間同じ姿勢で行うデスクワークや、パソコン作業、狭い範囲での立ち仕事、同じ部位を繰り返し、長時間行う仕事などが挙げられます。

最初は大して気にならなかったものの、継続的に同じ状態が続くことでより疲れてくるという経験をしたことはないでしょうか。

その状態がまさに、このことです。

長時間同じ姿勢を保つことで、肩や首周りの筋肉は緊張し、次第に血行不良となります。

すると血液中の疲労物質や老廃物が蓄積され、肩こりや首こりを感じてしまいます。

姿勢の悪さで起こる肩こり

長時間同じ姿勢を保つことに付随して姿勢の悪さも肩こりに繋がります。

疲れを感じ始めると、少しずつ姿勢を崩してちょっとでも楽な姿勢にしてしまうことはないでしょうか?

  • 長時間パソコンの画面を見ていていつの間にか肩が丸まっている、前のめりになっている
  • 長時間立っていていつの間にか片方の足に重心を移している
  • 長時間座っていて、いつの間にか足を組んでいる など

正しい姿勢を保つだけでも首や肩の筋肉は緊張しています。それが長時間続くと疲れを感じて姿勢を崩し、左右均等な緊張から、片方に偏って緊張を与えます。

そして、更に疲れるとまた反対側へ緊張を移す・・・

一時的に楽に感じますが、緊張の偏りも肩や首、その他の部位の「こり」へと繋がってしまいます。

運動不足により起こる肩こり

運動というと、通常よりも筋肉を使うので余計にこってしまうのではと考える方も少なくはありませんが、実際はその逆です。

運動不足により筋力が低下することで、原因となる筋肉の緊張は早くなります。

その結果、先述したように、血液中の疲労物質や老廃物が蓄積され、こりへ繋がってしまいます。

体型により起こる肩こり

首が短い人は、首が長い人よりも頭を支える力が必要になるため、首や肩に大きな負担をかけてしまいます。

また、肥満により体重が増えることで首や肩への負担が増します。

一方痩せすぎている人やなで肩の人は、筋力が低い分、筋肉の緊張が早いがゆえに首や肩がこりや痛みが起きやすい傾向にあります。

眼精疲労により起こる肩こり

肩こりの原因 眼精疲労

目と肩、一見あまり関係ないように思えますが、実は眼精疲労も肩こりを起こしてしまいます。

眼精疲労は、目の使い過ぎによって目の周りの筋肉を緊張させ、更に眼精疲労が進行すると筋肉の緊張が徐々に全身に行き渡る結果、肩こりを起こすという流れです。

また、眼精疲労によりピントフリーズ現象(同じ姿勢で長時間にわたって画面を見続けることで、目のピントを合わせたままの機能がフリーズしてしまう状態)を起こすことで、ピントを合わせようと姿勢の崩れにも繋がる結果、肩こりを引き起こしてしまいます。

ストレスにより起こる肩こり

現代社会において、私たちはストレスとは切り離せない生活を送っています。

このストレスや筋肉の緊張には自律神経が深く関係しています。

自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つからなり、呼吸や血圧など、体内の特定の機能を自動的に調節する神経系で、私たちが意識せずとも24時間働いています。

ストレスがかかると、交感神経が優位になり筋肉の緊張に繋がるため肩こりへと繋がってしまうのです。

肩こりの症状が長期間続くことにより、それが更にストレスとなるという悪循環となります。

raffineにご来店されたお客様にもお伝えしていますが、心と体は繋がっており、どちらかが疲れてしまうと、もう一方にも支障をきたしてしまうのはこのためです。

長時間労働により起こる肩こり

私たちの1日はみな平等に24時間しかありません。

労働時間が長いということは、その分肉体的な疲れの蓄積を伴うため、回復するために休養や睡眠が必要となります。

長時間労働は、肉体的な負担だけにとどまらず、精神的な負担=ストレスの蓄積にも繋がります。

人によっては、成果を出し続けるためのプレッシャーや、細かい作業を長時間続けることでのストレスもあるでしょう。

このように労働時間が長いことで肉体的、精神的にも身体に負荷がかかるため、肩がこることに繋がります。

身体の冷えにより起こる肩こり

身体の冷えも実は肩こりを起こしてしまいます。

冷え症と肩こりは、血行不良が関係していると言われています。

特に寒い季節になると筋肉の血流が悪くなり、新陳代謝が悪化して疲労物質が溜まりやすくなります。

その結果、筋肉が硬くなり、血管を圧迫して血液の循環が悪くなったり、末梢神経を傷つけたりして、こり感や痛みを引き起こします。

肩こりの原因や要因は身の回りにたくさんある

肩こりの主な原因は筋肉の緊張によるものです。

筋肉を緊張させる要因となるものは、私たちが生活している中で、身の回りにたくさんあります。

肩こりの原因、要因をまずは理解することで、それだけあなたの身体に様々な負担がかかっていることをまずは知って頂きたく、今回の執筆に至ります。

より専門的な用語をできるだけ使わず、わかりやすいようにコンパクトにまとめましたがご理解できましたでしょうか。

肩こりの原因が理解できたら、次は肩こりを起こさないための予防や解消方法を知って、日常生活に取り入れていきましょう。

肩こりの予防や解消方法に関しましては、別記事にて解説していきますので、ご興味がある方はぜひご覧ください。

 

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