梅雨のこの頃カラダが重い 頭痛 むくむなど『重だる』と言われるスッキリしない症状を感じる時はありませんか。
このような症状は、俗に「梅雨だる」と呼ばれ、低気圧や湿気、寒暖差などが原因で起こります。放置すると自律神経の乱れや胃腸の不調、気分の落ち込みにもつながります。
まずはあなたの身体の様子をチェックしてみましょう。
梅雨「だる」チェックリスト
1つでも当てはまると梅雨時期によくある症状、通称「梅雨だる」の可能性大です。
- 体の重さやだるさ感じる
- 倦怠感がある
- むくみを感じる
- 頭が重い 頭痛を感じる
- 食欲不振
- 胃もたれ
- めまい
- 気分の落ち込みがある
梅雨に起こる身体の不調の原因
梅雨時期の不調は、主に次の3つが重なって起こります。
- 低気圧→血流や自律神経が乱れる
- 高湿度→体内に水分が溜りやすい(むくみ)
- 寒暖差→体温調整や代謝に負担
中医学では、この体内に余分な水分が溜まる状態を「湿邪(しつじゃ)」と呼び、病気の一歩手前とされています。
梅雨期は低気圧により雨が多く、かなりの湿度がみられますが梅雨の合間にはカラッと晴れて温度が上がり寒暖差が出ます。
雨の多いこの時期、人の身体は湿気を取り込みます。中医学では『実邪 じっしゃ』と言われ、病気の原因となる邪気(風邪や湿邪など)
が体内で盛んな状態が体内の流れを停滞させている不調の一歩手前です。
身体の症状としては、さきほどのもの、そして舌の回りがギザギザする症状が現れます。体内水分がうまく排泄されず体内に滞るため【むくみ】の症状になります。
また、夜の暑さから寝苦しくなり、水分不足や寝不足になり、より不調につながってしまいます。
同時に水分代謝が悪くなる事で胃腸の消化吸収が悪くなり食欲が落ちたり、逆に過食になったりと胃腸を痛めます。
それらのいろいろな事が重なり自律神経が乱れより体調を悪化させてしまうのです。
梅雨だる改善の7つの習慣
① 朝のリズムを整える
朝日を浴び、朝食を摂ることで自律神経を交感神経に切り替えます。
② 軽く体を動かす
雨で外出できない日はスクワットや踏み台昇降で血流と代謝を促進。
③ 体を冷やさない
首・手首・足首の「3つの首」を冷やさず、ストールやカーディガンで保温。
④ 室内を明るくする
雨や曇りの日もカーテンを開けて光を取り込み、体内時計をリセット。
⑤ 温かく消化の良い食事
きゅうり、豆類、海藻、ハトムギ茶など、水分代謝を高める食品がおすすめ。
⑥ 目元を温めてから寝る
副交感神経が優位になり、睡眠の質が向上します。
⑦ ぬるめのお湯で入浴
全身を芯から温め血流改善。水分代謝もアップします。
梅雨だる対策におすすめの食材と栄養素
ビタミンB1(豚肉・大豆・卵)…疲労回復・食欲回復
アリシン(玉ねぎ・ニラ・にんにく)…体を温め、ビタミンB1吸収を助ける
クエン酸(梅干し・酢・柑橘類)…胃腸の働きを促進
ビタミンC(ブロッコリー・パプリカ・ゴーヤ)…ストレスから体を守る
カリウム(バナナ・冬瓜・アボカド・きゅうり)…むくみ予防
タンパク質(肉・魚・大豆・乳製品)…筋肉維持・体力低下防止
梅雨だるの原因を理解し、予防と改善で過ごしやすい身体作りを
梅雨だるは、低気圧・高湿度・寒暖差による自律神経や水分代謝の乱れが原因です。
朝の光と朝食でリズムを整え、軽い運動や温かい食事で体を温めることが予防と改善につながります。
今年の梅雨は、水はけの良い体づくりで快適に乗り越えましょう。